ottoesetteの日記

温泉キュイジーヌの温泉と地獄蒸しの使い方

石鯛

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小さ目の石鯛。
 
青葉の頃から晩秋までが旬であろうか? 
どことなく夏の魚でというイメージがある。
値段の高い魚で30〜40センチのものがもっとも好まれる。
 
7本の太い横縞が入る.
成長段階や個体によって白色部が金色や灰色を帯びたり、横縞が隣と繋がったりもする。
幼魚や若魚ではこの横縞が明瞭で、この時期は特にシマダイ(縞鯛)とも呼ばれる。
成長につれて白・黒が互いに灰色に近くなり、縞が不鮮明になる。
特に老成したオスは全身が鈍い銀色光沢を残した灰黒色となり、
尾部周辺にぼんやりと縞が残る程度になる。同時に口の周辺がくなることから、
これを特に「クチグロ」(口黒)などと呼ぶ。
一方、メスは老成しても横縞が残る.
 
このイシダイの刺身はとても美味。
一般に魚は大きくなってから味がよくなる。
ところがイシダイは寒い時期には小さいものも負けないほどに旨味脂がのる。
この小振りの刺身も絶品だ。
塩焼きはあまりお勧めしない
刺身ではほとんど気にならない磯臭さが出てくる。
この磯臭さによって「熱を通す料理」には好き嫌いがでる。
縞模様を活かして、テリーヌなどを作ってみました。