ottoesetteの日記

温泉キュイジーヌの温泉と地獄蒸しの使い方

里芋白芽

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民間療法や漢方などでは、里芋は主に胃腸の働きを助け、調子を整えるとされています。
また、打ち身等の炎症をしずめるための湿布役としても利用されていました。

薬効があるとされるヌメリ成分は、ムチンと呼ばれています。
ムチンは、食べ物だけに含まれている成分ではなく、気管や消化器官、粘膜などの表面を覆っています。
過剰に分泌される消化酵素から胃粘膜を守り,胃炎などを予防すると言われています。
ムチンは、体の中でグルクロン酸を生じさせ、肝臓で、毒を排出させる働きがあるので、
肝臓を守るといわれています。
他に、里芋の栄養面では、他の芋類と比べてカリウムが多く含まれ、カロリーが低いのが特徴です。

白芽と赤芽があり、白芽は風味があり、ほっくりしています。
それに対して、赤芽はねっとりとした食感で煮ると柔らかくなります。
親玉、ズイキが食べれるのは、赤芽。小さな小芋を落ち子と呼びます。

【下処理】
ぬめりを取る。(とらずに調理してももちろん良いです)
a.鍋にひたひた位の水とともに入れ、火にかけます。
 沸騰したら火からおろし、ざるにあけます。
b.切ったサトイモに塩をふりかけてもみ洗いし、
 最後に水で洗います。

白く茹でたい時には、米のとぎ汁に少し酢を入れてたきます。
皮ごと蒸して使ったり、茹でたりすて使います。

【保存方法】
 乾燥と寒さに弱い。新聞紙に包んで、室温で保存。
冷蔵庫にいれると、逆に痛みます。


大分県の郷土料理に、里芋のうるか煮があります。