ottoesetteの日記

温泉キュイジーヌの温泉と地獄蒸しの使い方

タラオサ

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大分県日田地方でお盆に使われる食材です。
干し筍と一緒に甘辛くたかれ、盆タラ(ボンダラ)と言われます。

江戸時代には飢饉を救った食物とも言われるたら胃(たらおさ)。
カルシウム、コラーゲン、ゼラチン質が豊富で、
滋養強壮や美容にも効果があり、夏バテ防止にも最適です。


【下処理】
タラオサをたっぷりの水に2日つけて戻します。
途中、水を替えます。
そのまま、半寸胴に酢水をハリ、香味野菜、タラオサを入れて、火にかけます。
アクが出たら取り、30分くらい煮込みます。
えらの部分の骨が手で採れるように柔らかくなったら水で
冷まし、
手で、口にあたる食感のところを全て外します。

食べやすい大きさにカットして、
(エラははずして、1,2本ずつ、胃は、横に包丁を入れます。)

このあと、用途に合わせて調理します。



レストランなので、口にあたるものは下処理して取り除いておくのが
基本かと今のところ考えています。

イタリア料理とは関係のない食材ですが、郷土料理として使われている
食材を掘り起こし、新しい切り口・調理で、さらに新しく時代に合った形を提案
古いものが新しく見てもらえるように使いたいと思います。