蕪のスープの今期バージョンが出来上がっています。
野菜をなにもせずに捨てるのは勿体ないって思ってしまうのから始まり、
剥いた皮と、水で蕪の風味をもったダシを作る。
これが、湯布院の水だとイメージが違う味になるから、大分から
やわらかい水を持ってきてもらってます。
蕪の白い部分は、スライスして、オリーブ油でいためる。
軽く塩をあててから、透き通るまで。
そのくらい炒めたら、いい感じに甘みが出てきます。
蕪は、もとは葉っぱを食べるもの。
すずしろって言いますよね。
で、
葉っぱは、色が悪くならないくらいまで、茹でます。
氷水ですぐさまして、ミキサーでまわして、裏ごし。
この部品3つを合わせます。
スープの器によって、ダシの入れ加減を調節して飲みやすい濃度にします。
写真の器は、カフェオレボールのようなもので、寒いこの時期だと
ほっこりしてもらえるかなって、濃度は中くらい。
洋食のスープ皿を使うなら、濃度を重たくして、スプーンですくって
食べれるようにして。
いつも思うのは、野菜のスープには、ブイヨンなどを入れないことが
本当の美味しいを作るコツじゃないかなってこと。
安易に美味しいダシは使ってはダメかな。
スープは、手間と愛情です。