雪解けを待たずに顔を出す春の使者。一番早くでてくる山菜です。
独特の香りとほろ苦さが春の息吹を感じさせます。
「春の皿には苦味を盛れ」と言います。
キク科フキ属の多年草。日本原産の山菜・野菜です。
フキノトウはフキの花のつぼみで、まだ葉が出る前にフキノトウだけが独立して地上に出てきます。
寒さに耐えるように、ツボミを何重にも苞(ほう)が取り巻いています。
採らずにいるとあっという間に茎が伸びで花が咲きます。
てんぷらは低めの温度で揚げるのがコツで、揚げているうちにツボミが開くと苦味がとれます。
また、せん切りにして味噌汁の実にしたり、煮浸し、油いためなどにします。
フキノトウ味噌-フキノトウ4個を熱湯で1分ほどゆでてから水にさらし、
みじん切りにして水気を絞ります。 味噌大さじ2、ミリン大さじ1、酒大さじ1、砂糖小さじ1
混ぜて鍋で加熱します。みじん切りにしたフキノトウをすり鉢ですって使うと上品な味に仕上がります。
苦さを楽しむ山菜ですが、小さなツボミ、採れたてのものは、苦味が少ないようです。
どうしても苦味を抑えたい場合はゆでてから水にさらしてアク抜きをしますが、
同時に香りも失われます。 また、油で炒めると苦味はかなり少なくなります。
【下処理】
泥をとり、悪くなってる部分を外してジップロックに保存します。
できるだけ早く使います。