中南米原産。16世紀末にヨーロッパを経由して中国に伝わり、17世紀に日本に伝わったと言われている。
若いさやを食べる軟莢種(サヤインゲン)と、成熟した種子を食べる種実用種がある。
サヤインゲンは、塩茹でにして和え物やおひたしにするか、あるいはバター炒めにすることが多い。
成熟した種子は乾燥させて貯蔵し、煮豆や甘納豆、菓子用の餡などに用いられる。
フランス料理・イタリア料理では白インゲン豆が煮込み料理に好んで使用される。
乾燥重量の2割余りをタンパク質が占める。
動物性蛋白質摂取量の少ない地域での栄養学上の大きな問題となっている。
下処理
ヘタを取り、豆の上下の筋をペティナイフでスッと取る。