ottoesetteの日記

温泉キュイジーヌの温泉と地獄蒸しの使い方

日の菜蕪(間引き)

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「日の菜」は、近江の国(今の滋賀県)蒲生の里、日野が発祥と言われ、
そこから「日野菜」とついたとされます。

形は細い大根に見えますが蕪(かぶら)の一種で、
茎(くき)に近い部分が赤く、地中深い部分が白い2トーンの色合いをしています。

日の菜は独特の苦味が有って、あくが強く料理には左程適さないが、
一旦漬物に加工されると、他の野菜では味わえない独特の香味を発し、
かなり以前から珍重された野菜で、主生産地は滋賀、
その他の地域では三重、京都、兵庫で少量作られています。
 
また日の菜は栄養分豊富な野菜で、
鉄分、カリウム、カルシウム、ビタミンA,C,D、Eを豊富に含んだ、
正に野菜の優等生。

漬物にするとその栄養分は損なわれるどころか、
酢や昆布などの栄養分も増して、摂取できます。
葉ごと刻んで漬物にされます。

【下処理】
葉も美味しく食べれるので、丁寧に洗います。
葉の付け根のドロを丁寧に洗います。
取れないときは、竹くしを使います。

茹でる場合は、食感と綺麗な2トーンを失わないように短時間茹でます。
赤色が失われます。

刻んで、重さの2%の塩、8%の砂糖、10%の酢でマリネして
カルパッチョのソースなどにも使えます。