葉にんにくは、にんにくの茎とはちがい、成長過程のにんにくの葉。
中華料理には欠かせない野菜です。 日本では、沖縄と四国でよく食べられている位で まだ一般的ではない野菜です。 栄養価は勿論、風味がいい野菜なのでもっと活用していきたい野菜です。 にんにく自体は、古代エジプトの時代から、 ピラミッド建設労働者の強壮剤にも用いられていたというほど歴史の古い野菜。 和食はもちろん、中華、韓国、欧風料理など、世界各地のさまざまな料理に使われています。 カルシウム、ビタミン、鉄分が豊富。中でも特筆すべきはアリシンの薬効。 アリシンは殺菌、抗菌作用に優れる成分で、その作用は実に強力。 10万倍に薄めた液でも、コレラ菌、チフス菌、赤痢菌などに強い抗菌力を示します。 しかも、疲れやすい体に不足しがちなビタミンB1の吸収を助け、 エネルギー吸収にも役立ってくれるのです。 栄養価は豊富でも、「過ぎたるは・・・」なんとやら。 食べ過ぎるとおなかを壊しますのでご注意を。 高知では、すき焼きに入れたり、ぶりやかつおの刺身の薬味に使われているようです。 【保存方法】 葉にんにくは成長過程の若い段階で収穫します。 一般的に植物は、成長段階では植物体の呼吸が激しく、 収穫後も盛んに呼吸を続け、成長し続けようとするので、 エネルギーの損失が大きく、鮮度を維持するのが非常に困難です。 生で食べる場合は、冷蔵庫で保存し、収穫日より5日以内には食べきるように。 冷凍保存も可能です。 良く洗い、料理に合わせて的確な大きさに切り、冷凍します。使う際には解凍せず、そのまま 炒めたり、スープに入れ足りして加熱してください。 刻んで、醤油漬けにしてご飯のあてにしたり、薬味としての魅力もあります。 (おばあちゃんに習った) 根っこの部分も、揚げてあげれば少々繊維は残りますが風味があって美味しいです。 |